日本人では休む=悪と思われている風潮があります。
ぼく自身もそのように言われて仕事生活を送っていました。
正しくは、言われていませんが暗黙の了解ってやつですね。
輸入ビジネスをやっていると、外国の人と取引します。
やはり感じます、「休むこと」に対してのギャップ。
「休めない日本人」外国と取引していると感じる世界とのギャップ
過去2社に勤めたことがあります。
1社目は有給がありました。
でも取得したのは1回か2回。
取得する方法がないんです。
どうしたら取得出来るかが分かりません。
形だけの有給日数。
2社目は有給がありませんでした。
ただしくは2年目以降に3日支給されます。
勤務年数によって1日ずつ増えます。
法律違反です笑
年間休日はだいたい80−100日だったので、日本人の年間休日と比べると平均以下です。
ですので、休むことに対して憧れはありましたが、なかなかそれが出来ない環境でした。
職業的に外国の方と取引が多いわけですが、やはり外国と日本のギャップは大きく感じます。
家族、そしてバカンスを重要にしているのが伝わってきます。
ビジネスパートナーからは、
仕事の重要な案件を送るのは「火曜日」にしなさいと言われています。
その理由もエピソードで紹介いたします!
外国と日本の「休む」認識にギャップを感じた瞬間
重要なメールを送るのは火曜日に
交渉で1番大事なのはファーストインプレッション。
最初のメールです。
これはまとめて火曜日に送るようにしています。
理由は、
金曜日→週末のことで頭がいっぱいで来週に仕事をまわす。
土日 →当然仕事していない。
月曜日→金曜しなかった仕事もたまっているので忙しい
火曜日→一番対応がしやすい。
どこまで本当かは分かりませんが、たしかに海外にメールしても1週間返ってこない。
というのが当たり前なので、あり得る話ですね。
担当者がバカンスに行ったから注文出来ません。
これは夏くらいにあった話です。
注文したところ、担当の上司から連絡がありました。
「9月10日までバカンスに行っているから、待っててね」
→「おいおい、今日は8月25日なんだけど15日間も…」
日本であれば上司が対応しそうですし、バカンスに行ったとは言わないでしょうね。
奥さんがかわりに仕事してくれた。
これは以前パートナーだった翻訳士さんのお話。
現地在住の外国人男性を雇っていました。
日本語も出来る方だったんですね。
奥さんは日本人ということで、日本で登録をしたとのこと。
いつものように仕事依頼を出すと、「主人がバカンスなので私がやります。」
ということで、急遽奥さんが変わりに対応してくれました。
ネイティブでは無かったので、じゃっかん質は落ちていましたが、このへんも日本ではあまり考えられないかもしれませんね。
そもそも夫婦別々にバカンスをとるのも新鮮な感覚です。
なんか…自由です。
休むことは悪ではない
今日はこのニュースを読んで書きました。
2014年の年休取得割合が47.6%(常用雇用30人以上、厚生労働省調べ)と、100%近い国もある欧州や70%台のアメリカ
お国柄といってはそれまでですが、元ブラック企業出身者としてはそれが改善されていくことを望みます。